【阪神】ドラ3木浪聖也、左腕攻略でアピール 侍ジャパン稲葉監督「素晴らしい」

スポーツ報知
シート打撃の第1打席、右中間に三塁打を放つ木浪(投手・岩貞)

 阪神のドラフト3位・木浪聖也内野手(24)=ホンダ=が10日、左腕攻略で連日のアピールに成功した。沖縄・宜野座キャンプのシート打撃で岩貞から2打数2安打。最初の打席では、内角のスライダーをさばいて右中間三塁打とした。決勝3ランを放った7日の紅白戦に続く快音に「(プロでの)実戦で初めての左投手。(体が)開かないことを意識した結果」とうなずいた。

 社会人時代は苦手の左腕克服のため、打撃練習で左投手と数多く対戦することを意識していたという。矢野監督は「内容がある。走塁も良かったし、どんどん株を上げてね。面白くなってきたんじゃない」と競争激化を歓迎した。

 視察に訪れていた侍ジャパンの稲葉監督も「非常にコンパクトに打っている。素晴らしい打撃をしていると感じました」と評価。遊撃のほか、二塁、三塁も守れる背番号0。大穴の開幕スタメンへ、株価上昇が止まらない。(中村 晃大)

 ◆木浪 聖也(きなみ・せいや)1994年6月15日、青森市生まれ。24歳。青森山田高では、三塁手として京田(中日)と三遊間コンビを形成するも甲子園出場なし。亜大、ホンダを経て18年ドラフト3位で阪神入団。178センチ、80キロ。右投左打。年俸1000万円。

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