【広島】床田が18日の初実戦で“開幕投手”左肘手術の高橋昂に勇気を

スポーツ報知
今季初の対外試合の先発に抜てきされた広島・床田

 広島の3年目左腕、床田寛樹投手(23)が15日、今春キャンプの“開幕投手”に決まった。初の対外試合となる18日の韓国・KIA戦(コザしんきん)で先発し、3イニングの投球を予定。抜てきした佐々岡真司投手コーチ(51)は「若手を投げさせる中で(特に床田に)期待感がある。2イニング目、3イニング目の立ち上がり、どんな投球をするか見てみたい」と話した。

 床田は、この日から始まった沖縄2次キャンプで新装オープンした投球練習場に入り、早速38球の熱投を披露した。「最初に投げられてアピールするチャンス。内容のいい投球ができたら」と静かに闘志を燃やした。ルーキーイヤーの2017年は対外試合3戦目のロッテ戦(2月24日、コザしんきん)で2番手として登板したのが“デビュー戦”。昨年は左肘手術後のリハビリ期間中のため、投球することすらできなかった。

 燃える理由は「開幕投手」だけでない。この日、高橋昂也投手(20)が14日、群馬県内の病院で左肘関節内側側副じん帯再建術を受けたと発表された。17年7月に同じ病院で同じ手術を受けた床田は「(高橋昂に)LINEを入れました。投げられるようになるまで長いけど、ちゃんと頑張れよと。僕もしんどかったですね。周りが投げているのを見ると投げたくなった。最初はダレました。でもアイツはマジメだから大丈夫」。年内の投球再開が絶望となった同期入団の後輩に、勇気を与える快投を誓っていた。

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