【楽天】ドラ6渡辺、大学0発なのに“プロ1号”…横浜高以来5年ぶり1発に照れ笑い

スポーツ報知
渡辺佳はホームランのボールを手に笑顔を見せた

◆練習試合 楽天1―4ロッテ=特別ルール=(16日・金武)

 楽天のドラフト6位・渡辺佳明内野手(22)=明大=が16日、ロッテとの練習試合(金武)で“プロ1号”を放った。

 6回1死、カウント2―2から外角のシュートを3球ファウルにして粘ると、ロッテ・田中が勝負に来た内角スライダーを振り抜いて右翼席へ運んだ。「内角にうまく反応できました」と両手に残った好感触にニンマリ。横浜高の名将・渡辺元智前監督(74)の孫として話題のルーキーは、昨秋の東京六大学リーグで首位打者を獲得しているものの、大学4年間でノーアーチ。実戦でのサク越えは横浜高3年時の練習試合以来、実に5年ぶりだといい「どんな速さで走ればいいのか分からず、おどおどした」と照れ笑いだ。

 祖父も大喜びするはずの一発にも「報告したら、他の2打席で三振したことを指摘されると思います」と気を緩めない。「今は打撃よりも守備が課題」と、1軍生き残りへ攻守でアピールしていく。

 ◆渡辺 佳明(わたなべ・よしあき)1997年1月8日、横浜市生まれ。22歳。横浜高では2年夏、3年春の甲子園に出場。明大では3、4年時に日本代表。東京六大学リーグ戦通算88試合で打率3割1分1厘。4年秋に打率4割2分で首位打者に。昨秋のドラフト6位で楽天入り。契約金7000万円、年俸750万円。180センチ、77キロ。右投左打。

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