【阪神】藤浪「真っすぐをきれいにはじき返された」3回2失点で課題残す

スポーツ報知
藤浪は3回2失点の内容に表情もさえない(カメラ・豊田 秀一)

◆練習試合 阪神4―4日本ハム=特別ルール=(17日・宜野座)

 阪神・藤浪晋太郎投手(24)が17日、日本ハムとの練習試合(宜野座)に先発して最速154キロを計測したが、3回2失点と課題を残した。先発9人のうち左打者を8人並べた相手打線に7安打を浴び、「真っすぐをきれいにはじき返されたというのが一番の印象。もう少し高さなり、直球の質なり、頑張れたらよかった」と反省した。

 初回1死一、二塁では清宮を151キロ直球で押し切り、左飛に打ち取った。しかし、1点リードの3回は1死三塁から3連打。最後は一、三塁から清宮に高めの直球をセンター前に運ばれ、逆転を許した。

 今季初実戦となった11日の紅白戦は2回1失点。セットポジション時のグラブの位置、重心の置き方などバランスを意識して改善に取り組んできた。この日は全て変化球で3奪三振。フィニッシュの球は良かったが、DeNA・東野スコアラーは「変化球でストライクが取れていなかった」と指摘。直球を狙い打たれただけに、カウント球は今後修正すべき点と言える。

 矢野監督は「打たれて分かることも多かったと思う。次にどうするかの方が大事」と奮起を促した。過去3年は7、3、5勝と2ケタ勝利なし。それでも、今キャンプでは明るい表情と精力的に投げ込む姿が目立つ。この日も降板後はブルペンに直行し、球質を確認した。「力感だったり、いろいろ工夫して調整していきたい」。背番号19が復活へ一歩ずつ前に進む。(中村 晃大)

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