【楽天】浅村らしい初二塁打 カーブ引きつけ逆方向へ

スポーツ報知
浅村は、4回に右翼線に二塁打を放った(カメラ・頓所 美代子)

◆練習試合 楽天3―8日本ハム=特別ルール=(20日・金武)

 西武からFA移籍した楽天・浅村栄斗内野手(28)が20日、加入後の初の対外試合でいきなり長打をマークした。練習試合・日本ハム戦(金武)に「3番・二塁」で先発出場。4回2死走者なしで迎えた第2打席、中村から右翼線二塁打。2打数1安打と上々の実戦デビューを果たした。

 浅村らしさが凝縮した一打だった。4回2死。中村の初球、98キロのカーブを引きつけると、鋭いスイングで逆方向にはじき返した。対外試合初安打は右翼線二塁打。「狙い球は違いますけど、しっかりと自分のタイミングで振ることを意識した」。新天地デビュー戦で技術の高さを見せつけた。

 久米島キャンプ初日。練習を終えると「いつもと違った流れで多少のやりづらさは…いや、多少どころじゃない。かなりありました」と本音を漏らした。周囲はほぼ知らない選手。練習メニューも違う。西武のキャンプ地だった宮崎より気候が温暖で「体が動き過ぎる」ことへの不安も口にした。

 心配は無用だった。キャンプ初日の夜、かつてチームメートだった岸らが誘い、嶋や岡島ら5人で会食に出かけた。キャンプ中は本人も壁をつくることなく、若手へ丁寧に対応。プロ4年目内野手の村林は「守備について丁寧に教えてくださった。本当に優しい方です」と感謝する。今後も基本的には「3番・二塁」で起用される見通しだ。(高橋 宏磁)

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