【広島】ドラ1小園の“美併殺”に緒方監督「驚かされた。ビッグプレー」

スポーツ報知
6回1死満塁、遊ゴロ併殺を完成させ薮田とタッチしながらベンチへ戻る小園(左)

◆練習試合 阪神5―0広島=特別ルール=(21日・宜野座)

 高校生離れした動きと判断がチームをピンチから救った。

 広島ドラフト1位の小園海斗内野手(18)=報徳学園高=が、阪神との練習試合に4回の遊撃守備から出場。6回1死満塁、北條の三遊間の打球をショートバウンドで止めると、両膝をついたまま素早く二塁に投げた。「カウントが2ボールノーストライクだったので打ってくると。死に物狂いで絶対に捕ってやろうと思った」。遊―二―一の併殺を完成させ、顔をほころばせた。

 阪神・太田スコアラーは「素晴らしい。ビックリしたよ。普通は抜けるか、はじいてエラーをする」と警戒心を強めた。緒方監督も「すごくいいプレーをする。驚かされた。ビッグプレー」と絶賛し、この調子ならオープン戦での1軍帯同も十分にありそうだ。打撃では2打数ノーヒットに終わり「まだまだです。振り抜けていないです」と反省を口にしたが、チーム内外で評価は一気に高まっている。(表 洋介)

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