【日本ハム】金子が移籍後初実戦で2回無失点の好投 わずか1球で3アウトを奪う離れ業も

スポーツ報知
日本ハム先発の金子弌大

◆オープン戦 巨人―日本ハム(24日・那覇)

 日本ハムの金子弌大(ちひろ)投手(35)が巨人とのオープン戦(那覇)でオリックスから加入後初の実戦登板に臨み、2回1安打無失点1奪三振と好投した。初回、1番・吉川尚から得意のチェンジアップで空振り三振を奪うと、丸を二ゴロ、坂本を右飛に抑える上々の立ち上がりを見せた。

 圧巻は2回。ゲレーロに四球、ビヤヌエバに左前安打を許して無死一、二塁とピンチを背負った。だが6番・陽を打席に迎えると、初球を投じる前に素早いけん制球で二塁走者のゲレーロをタッチアウトに。その後1死一塁から陽を初球の直球で遊ゴロ併殺に打ち取り、無死一、二塁のピンチをわずか1球で切り抜けた。

 通算120勝を誇る14年の沢村賞右腕でも、移籍後初登板とあって「多少の緊張感はありました」という中での好投。すでに開幕2戦目となる3月30日のオリックス戦(札幌D)の先発が決定しているが、「まずはオープン戦で自分の課題をクリアしていくことが大事」と冷静に先を見据えた。

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