【ロッテ】藤原の選球眼を井口監督が評価 10戦6個目四球、出塁率3割7分5厘に上昇

スポーツ報知
6回2死、代打・藤原恭大がボール球を見送る

◆練習試合 オリックス5―0ロッテ=特別ルール=(26日・SOKKEN)

 球界屈指の剛球投手に、ロッテ・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭高=は冷静に対応した。0―3の6回2死。代打で登場し、昨季は勝利の方程式の一角を務めた山本との対戦。この日最速155キロを計測した右腕相手に「真っすぐ1本で行こうと思った」が3連続でボール。最後は3ボール1ストライクからの5球目の内角直球を見送り四球を選んだ。得点には結び付かなかったが、続く加藤の右前打で三塁に進み、唯一の得点圏を生み出した。

 ルーキーは「粘っての四球じゃないので何とも言えないですね」と謙遜したものの、対外試合10戦で、6個目の四球。出塁率は3割7分5厘に上昇した。昨季から「四球=安打」とナインに説いてきた井口監督も「しっかり見て四球を取れた」と選球眼を評価。それでもルーキーは安打が出なかったことで「(四球の)価値は今の自分にはないですね」と悔しさをにじませていた。(長井 毅)

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