【広島】マツダでチケット発売 競争率20倍勝ち抜いたファン「これから悪いことが起こるんじゃないか」

スポーツ報知
マツダスタジアムにチケット購入に訪れたファン

 広島カープは1日、今季の主催試合のチケットをマツダスタジアムで販売開始した。約20倍の競争率を勝ち抜いたファンが午前9時ごろには集結。希望日時、席種を選定しながら、窓口が開くのを待った。

 午前10時からの発売予定だったが、購入者への配慮で同9時50分に発売を開始。4万超の抽選券から一番クジを引き当てた広島市内に住む20代の女性ファンは、3月29日の開幕・巨人戦などを購入した。「昨年までは自由席しか買えなかった。最初は当たっているのも気付きませんでした。(運を使い果たし)これから悪いことが起こるんじゃないかと思いました」と苦笑いを浮かべた。

 球団は転売を防ぐために、今季から早い者勝ちではなく、2月25日に抽選券を配布。だが5万人超のファンが殺到し、約4万人に配布したところで打ち切る暴動寸前に騒ぎとなった。当選者は計2100人で、1日は1300人、2日は800人が購入に訪れる予定となっている。

 球団は抽選券の番号によって集合時間を決め、購入順も指定したため、大きな混乱はなかった。球場正面には席種などを紹介するパンフレットを置き、事前にエントリーシートに書き込む方式も取った。球場周辺では「焦らないでゆっくりお進み下さい!」と警備員がアナウンスするなど、混乱防止に余念がなかった。

野球

×