【楽天】ドラ4弓削隼人、先発3回完全で開幕ローテ急浮上 平石監督「次も先発で」

スポーツ報知

◆国際親善試合 ラミゴ7―7楽天=特別ルール=(1日・天母棒球場)

 【台北(台湾)=片岡泰彦】楽天のドラフト4位・弓削隼人投手(24)=SUBARU=が、開幕ローテ候補に急浮上した。1日の台湾・ラミゴとの国際親善試合(台北)に先発し、3回を打者9人で抑える完全投球。本来の先発予定だったエース・則本昂が首の寝違えなどで登板を回避したことで巡ってきたチャンスで結果を出し、193センチの大型左腕が猛アピールした。

 表情を変えることなく、淡々とアウトを積み重ねた。弓削はスリークオーターから投げ込む変化球でカウントを取り、最速144キロの直球で仕留めた。予定の3回をわずか32球で投げきり、「しっかり自分のペースで投げられました」と気持ちよさそうに汗をぬぐった。

 デビュー戦の反省を生かした。プロ初登板となった2月20日の日本ハムとの練習試合(金武)では、2回を4安打4失点。体調が思わしくなかったこともあったが、試合開始までの時間の流れに慣れず、慌ただしいままでマウンドに上がっていた。「きょうは、しっかりとやるべきことができてリラックスして投げられました」と振り返った。

 チームは則本昂、岸以外のローテ候補を争っている状況で、実績がある美馬、福井、辛島以外は横一線の状態。平石監督は「ボールも強かったし、よかったと思う。次も先発でやってもらおうと思います」と開幕ローテ候補の1人であることを明言。「急に転がってきたチャンスで結果が出せてよかった」と弓削。次回登板以降も結果を出し続け、チームの救世主となる。

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