【ロッテ】ドラ1藤原、高卒新人54年ぶりOP戦初戦安打「うれしかった」

スポーツ報知
5回1死、中前安打を放つ藤原恭大

◆オープン戦 中日1―3ロッテ(2日・ナゴヤドーム)

 ドラフト1位の藤原がオープン戦初戦で4打数1安打をマークし、開幕1軍に一歩前進した。5回1死。山井との対戦でフルカウントから直球を中前にはじき返した。3万986人の観衆が入った敵地で快音を鳴らしたルーキーは「観客の人たちが入った中でいつもより緊張感もありましたし、ヒットを打った時はいつにも増してうれしかった」と頬を緩めた。

 球団の高卒新人がオープン戦初戦で安打を放つのは山崎裕之=上尾高=が1965年3月10日の中日戦(浜松)で2安打して以来54年ぶり。ドラフト制後では初の快挙で球団史に名を刻んだ。

 9回先頭の最終打席では竜の守護神候補・鈴木博の初球、151キロの直球を完璧に捉えたが中直。「速いボールをしっかり打ち返せたのは、今後につながるかなと思います」と収穫を口にした。3球団競合の金の卵はやはり、ただ者ではない。(長井 毅)

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