【日本ハム】輝星「忘れない、雑草魂」金足農卒業式で担任から最後のダメ出し!?

スポーツ報知
関係者・父母たちとグラウンド上で記念写真を撮る吉田輝(中央)

 日本ハムのドラフト1位ルーキー・吉田輝星投手(18)が2日、「雑草魂」でプロでの飛躍を誓った。秋田市内で金足農の卒業式に出席。昨夏の甲子園で準Vに輝いた「雑草軍団」をけん引した右腕は「心の中で雑草魂というか、どれだけ踏まれても、という気持ちを持って忘れないように」と意気込んだ。

 2月28日夜に秋田入り。1日夜は野球部のメンバーと焼き肉を囲んで盛り上がったほか「プロ初登板時には駆けつける」と激励された。今月中旬の春季教育リーグで対外試合デビュー予定。輝星は「早く1軍に上がって投げられれば。来てくれると信じている」と球場に招待するプランを披露した。

 昨年12月以来の登校。教室では担任教師から「高校の時みたいに、周りの人に迷惑をかけないように」とダメ出しされたが、同級生からはサインや写真攻めに遭うなど人気は健在。自身の制服は加藤響投手(1年)に託す考えを明かし、「自分以上の投手になってくれるかな」と期待を寄せた。

 式典後はグラウンドで後輩たちが歌う校歌で送り出され、空路で札幌へと移動した。「3年間を濃く過ごせたので、いい高校生活だった」。スッキリとした表情で、母校に別れを告げた。(小島 和之)

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