【ロッテ】鈴木、2戦連続マルチ安打 三塁争いへ決死の思い「1秒でも多くアピールしていく」

スポーツ報知
6回無死二塁、左前安打を放つ鈴木(カメラ・義村 治子)

◆オープン戦・中日3―8ロッテ(3日・ナゴヤドーム)

 ロッテ・鈴木大地内野手(29)が2戦連続マルチ安打をマークした。

 1―0の2回1死一塁で右前打を放つと、5―2の6回無死二塁でチャンスを拡大する左前打。その後の岡の左越え2点二塁打で生還し、7点目のホームでダメ押しした。

 2月23日の練習試合・西武戦(春野)から1軍に合流し、実戦7試合で19打数7安打、打率3割6分8厘、1本塁打、1打点とアピールを続ける。

 8―2の6回には一塁の守備に就き、1死二、三塁から高橋の放った一、二塁間の打球を横っ飛びで好捕。一ゴロに仕留めた。失点を最少限にとどめるファインプレーを見せ、守備でも存在感を示した。

 3年連続全試合出場と実績はあるものの、今季は三塁に前日本ハム・レアード、高卒2年目・安田との競争を強いられている。そのなかで「例えどういう1年になったとしても結果だけじゃなく、やり切ったと思えるようなシーズンにしたい」と一瞬、一瞬を大切に過ごすつもりで戦っている。

 ベンチスタートの時でもベンチから身を乗り出して声でナインを鼓舞するチームリーダーは「僕のなかで(この時期は)調整という文字はない。千葉に帰ったら競争相手も増える。1秒でも多くアピールできるようにしたい」と力強く結んだ。

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