【日本ハム】清宮と同箇所骨折経験持つ金村義明氏「まずは手の筋力取り戻せ」

スポーツ報知
3日の試合の9回に負傷した清宮

 日本ハムの清宮が右手有鈎(ゆうこう)骨を骨折した。彼の離脱はチームにどんな影響をもたらすのか。スポーツ報知評論家の金村義明氏(55)は、近鉄時代の1988年10月13日、同箇所を骨折。ロッテとのダブルヘッダーで優勝を逃した「10・19」の目前で離脱した経験談を語った。

 有鈎骨を骨折したら手術するしかない。復帰まで早くても3か月はかかるだろう。私は88年の10月に折れて手術したけど、翌年のオープン戦でもずっと違和感があった。手術の時、バットのグリップエンドが直接当たる部分にメスを入れたせいか、痛みが取れなかった。

 私の場合は、はっきり言って、手術に問題があった。同箇所を骨折した選手はほかにも大勢いるけど、聞いたところでは、グリップエンドが当たる部分にメスを入れるようなことはせず、手の側面から切ったりするらしい。医療もどんどん進歩しているし、今回の清宮の骨折が治療後の打撃に影響することはないはずだ。

 今年の清宮は左投手に崩されることがなくなっていたし、かなりやりそうな気がしていた。本当にもったいない。でも骨折した以上、大切なのは焦らないことだ。手術を終えて回復してくると、すぐにバットを振りたくなるが、まずは手の筋力を取り戻すこと。カルシウムの豊富なものをしっかり食べて、握力を取り戻すことが大事だ。

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