【オリックス】ドラ2・頓宮が5階席弾!早くも実戦3本目アーチ 開幕三塁が現実味

スポーツ報知
8回2死二塁、頓宮が左越え2ランを放つ(捕手・松本直)

◆オープン戦 オリックス5―1ヤクルト(5日・京セラドーム大阪)

 ド派手な本拠地デビューを飾った。ドラ2・頓宮のパワーがさく裂した。8回2死二塁。2ボールから左腕・久保の直球を狙い澄ましてフルスイングだ。「ちょっと詰まりましたが、本塁打になってよかった」。高々と舞った打球は左翼5階席のフェンスに直撃。地元ファンの歓声を浴びた。

 早くも実戦3本目のアーチだ。2月20日の紅白戦(SOKKEN)で初本塁打。3月2日の練習試合・楽天戦(同)ではバットを折りながらの右越え弾。頻繁に助言を求められている主砲の吉田正も「あいつは、いいものを持っていますよ」と認める逸材が、持ち味を見せつけている。

 守っても、3回に鋭いライナーをダイビングキャッチだ。亜大まで捕手だったが、打力を生かすため、プロ入り後に三塁に転向。「まだまだです」と謙遜するが、春季キャンプ中の連日の特守が実りつつある。西村監督も「守りでもいいプレーがあった。上達している」と目を細めた。

 初見参の京セラDで、練習開始前にグラウンドを一周した。「初めてだったので、慣れようと思って」。入寮当初はパンチパーマにして話題をさらったが、自慢のパンチ力も発揮中。開幕三塁が現実味を帯びてきた。(小松 真也)

 ◆頓宮 裕真(とんぐう・ゆうま)1996年11月17日生まれ、岡山県出身。22歳。岡山理大付高で甲子園出場なし。亜大では東都リーグ歴代8位タイの通算14本塁打。大学日本代表の4番も務めた。昨年のドラフト2位でオリックスに入団。捕手から内野手に転向した。契約金8000万円、年俸1200万円。181センチ、98キロ。右投右打。

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