【西武】内海、左腕肉離れで開幕アウト…多和田は扁桃炎発熱、榎田も離脱中

スポーツ報知
西武・内海

 西武は5日、内海哲也投手(36)が左前腕部付近の浅指屈筋(せんしくっきん)の軽い肉離れのため、6日からB班(2軍)で調整すると発表した。

 巨人にFA移籍した炭谷の人的補償で西武に移籍した内海は、開幕ローテ入りを目指しキャンプからハイペースで調整。オープン戦初登板だった2日の広島戦(佐賀)で3回33球、1安打無失点と好投したが、その際に患部を痛めた模様で、4日に都内の病院で診察を受けた。巨人時代の15年にも左前腕部の炎症で戦列を離れており、今回も同じ部位を痛めたと見られる。

 球団関係者によると、2、3日中にネットスローを再開する見通し。その後は患部の状態を見ながら調整を進める予定だが「焦らせてはいけない。軽度とは聞いているが、開幕にはいないものと思っている」と小野投手コーチ。辻監督も「難しいかもしれない」と開幕ローテ構想から外す方針だ。

 また、球団はこの日、開幕投手に決定している多和田真三郎投手(25)が都内の病院で検査を受け、扁桃(へんとう)炎による発熱と診断されたと発表。先発予定だった6日のソフトバンク戦(ヤフオクD)の登板は見送られた。関係者によると一時は38度前後まで上がった熱も下がり、回復に向かっているというが、プロ4年目で初の大役へ向け、調整に狂いが生じそう。小野コーチは開幕投手の再考について「可能性はある。状態を確認しないと。監督と相談していく」と話した。

 阪神から移籍1年目の昨季、11勝を挙げて優勝に貢献した榎田大樹投手(32)も左肩の張りでチームを離脱しており、実戦登板のメドが立っていない。連覇を狙う辻西武が開幕前から大ピンチに見舞われた。

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