【日本ハム】ドラ4万波がプロ初本塁打の特大アーチ ベンチからは「ピンポン球かよ!」

スポーツ報知
第4打席で三遊間への内野安打を放つ万波

◆イースタン春季教育リーグ ロッテ7―4日本ハム(6日・ロッテ浦和)

 日本ハムのドラフト4位・万波中正外野手(18)=横浜=が6日、イースタン春季教育リーグ・ロッテ戦(浦和)でプロ初本塁打を放った。6回無死一塁の第3打席、2番手・酒居の140キロの直球を左翼防球ネット中段に突き刺さる推定120メートルの特大2ラン。「真っすぐを待つ中で甘い球1球で仕留められた。当てに行かずに強く振る中で仕留められたのは良かった」と手ごたえをにじませた。

 万波に引っぱたかれたボールが、悲鳴をあげた音がした。打った瞬間、誰もがスタンドインを確信。「びっくりしたよ」と荒木2軍監督。吉岡2軍打撃コーチも「びっくりするくらいのホームランだった。打球も速かったです」と称賛した。自軍ベンチからはあまりの打球速度に「ピンポン球かよ!」と驚がくの声が飛んだ。

 ストライクを強く振り続ける姿勢が最高の結果になった。第1、第2打席は空振りの三振も、ストライクを見逃したのはわずか2球だけ。積極的なスタイルが実を結び、第4打席は三遊間に内野安打を放って初のマルチ安打も記録した。「公式戦でもないのでここからまた気を引き締めて。自信にはなりましたけど、毎日試合なので一喜一憂している暇はないと思う。良くても悪くてもまた明日やっていければ」と18歳の若武者は前を向いた。

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