【西武】3年目右腕・今井達也が5回3失点 ローテ確保へ「精度を上げたい」

スポーツ報知

 ◆ソフトバンク5―2西武(6日・ヤフオクドーム)

 西武の3年目右腕・今井達也投手(20)がオープン戦初先発で5回を6安打3失点。初回にいきなり先頭打者アーチを浴びる不安な立ち上がりだったが、大きく崩れることなく予定のイニングを投げきり、開幕ローテーション入りに一歩前進した。

 内海や榎田の故障などで先発のコマ不足が浮き彫りになっている西武投手陣。ローテ定着の期待を背負ったマウンドに立った今井だが、初回先頭の牧原に2ボールから高めの直球を右翼席に運ばれた。

 「カウントを悪くして、ボールを置きにいって高く浮いた。しっかりアウトを取ってスタートしたかった」と悔やんだ痛恨の1球。さらに2本の長短打と味方の失策で無死満塁のピンチを背負う。だが、中村晃を一ゴロ、内川をこの日最速の152キロで空振り三振、松田も151キロで空振り三振と、力のある直球を武器に追加点を許さなかった。

 3回、5回にも1点ずつ失ったものの「最少失点で踏ん張れた」と、5回89球で後続にバトンタッチ。「直球も変化球も低めにしっかり投げて、全体に精度を上げたい」と話した20歳の若武者に、辻監督は「いい真っすぐを投げていた。ストライクを取りにいって打たれるのは去年からの悪いクセ」と、収穫と課題を指摘。それでも、苦しい台所事情の中での粘り強い投球に「年間通してローテーションでやってもらわなきゃいけない投手だからね」と、開幕ローテ入りにゴーサインを出した。

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