【日本ハム】ドラ1吉田輝星、12日初対外試合へ「柿木を実験台にして」

スポーツ報知
吉田輝はキャッチボールで調整

 日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)=金足農=の初の対外試合登板が12日のイースタン春季教育リーグ・楽天戦(鎌ケ谷)に決まった。9日の同・楽天戦(鎌ケ谷)で対外試合初登板するドラフト5位・柿木蓮投手(18)=大阪桐蔭高=に対抗心をメラリ。中継ぎで1イニングの登板予定に、「柿木を実験台にして」自身の対外試合デビューの糧にするつもりだ。

 一足早く、対外試合のマウンドに立つライバルをスケープゴートにする。9日の柿木のデビュー戦を見守ることになる輝星。心境を問われ「打たれろー!」と冗談っぽく笑った。両右腕とも2月16日の紅白戦(国頭)で登板して以来、2度目の実戦。相手は同じ楽天打線になるだけに「柿木が投げているのを見て、大体どのくらい通用するかっていうのも感覚として分かると思う」と勉強材料にする方針だ。

 この日は12日に向け、鎌ケ谷でキャッチボール等で調整。右肘付近の張りから投球練習を再開して日も浅いため、患部の負担を考慮し当面は直球とスライダーの2球種に絞って投げていく予定だ。“柿木先生”の実体験を元に「集中して2つをうまく投げれるようにしたり、インコースを使ったりとか考えられたら」と輝星。失敗も成功もライバルと共有すれば、成長速度は2倍になる。(秦 雄太郎)

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