【オリックス】西浦、菅野撃ちプロ“1号”「めちゃくちゃ気持ちよかった」

スポーツ報知
4回2死一、二塁、西浦(中)が右越え3ランを放ちナインに迎えられる

◆オープン戦 オリックス7―1巨人(8日・京セラドーム大阪)

 球界を代表するエースから会心の“1号”だ。4回2死一、二塁。プロ通算1安打の西浦は、菅野の146キロの高め直球を捉えた。打球は完璧な弾道で右翼スタンドへ。「100%直球を狙っていた。打てると思っていなかった。(チームの)みんなもビックリしていました」と自他ともに驚く3ランだった。

 2年連続の沢村賞投手を攻略した。3回1死三塁では「早いカウントから打たないと打てる投手ではない」と、2球目のスライダーを捉えて右前適時打。続く打席で西村監督から「積極的にいけ」と助言を受け、本塁打を放った。「めちゃくちゃ気持ちよかったです」と本拠地のダイヤモンドを一周した。

 キャンプ中の実戦は好調だったが、オープン戦は3試合目で初安打。「キャンプ最初より調子は落ちてきたかな」と漏らしていたが、一気に盛り返した。菅野からの2安打4打点には、西村監督も「大きいと思います」と納得の表情。高卒2年目、19歳の開幕スタメンがまた一歩近づいた。(牟禮 聡志)

 ◆西浦 颯大(にしうら・はやと)1999年5月21日、熊本県生まれ。19歳。明徳義塾高(高知)では1年から外野のレギュラー。2年春から4季連続で甲子園に出場した。17年ドラフト6位で入団。背筋力270キロを誇り、50メートル走5秒9、遠投110メートル。178センチ、70キロ。右投左打。特技は手品。年俸480万円。

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