【日本ハム】ドラフト2位・野村が実戦4試合目でプロ初安打 「まだまだこんなんじゃ」

スポーツ報知
実戦初安打を放った野村(手前)は試合後、飯山2軍内野守備コーチと特守に励む

◆イースタン春季教育リーグ 楽天2―0日本ハム(9日・鎌ケ谷)

 日本ハムのドラフト2位・野村佑希内野手(18)が9日、イースタン春季教育リーグ・楽天戦(鎌ケ谷)でプロ初安打を放った。

 野村の力強いライナー性の打球が、二塁・西巻のグラブを弾いた。7回の第3打席。先頭打者としてこの回からマウンドに上がった西口の初球、136キロの直球を打ち返した。打球はセンター前に転々。実戦4試合、8打席目で生まれたプロ初安打に、一塁ベース上では安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 「周りの同期がみんなヒット打っていて自分も打ちたいなっていうのはあったんですけど。1打席目からしっかりタイミング合って振れていたのでその中で出て良かった」。

 2月16日の紅白戦(国頭)で1打席、3月3日のDeNAとのオープン戦(札幌D)で3打席、6日の教育リーグ・ロッテ戦(ロッテ浦和)で1打席と3試合で安打なし。同期の万波、田宮らは6日のロッテ戦で初安打を記録した。1人遅れを取っていたが「タイミングも合ってきて、打席も立ってきたので、そのうちという感じだった」と焦りはなかった。

 10日は花咲徳栄高の卒業式のため試合後は、群馬の実家に帰省する。卒業式前に初安打をたたき出し、母校の岩井隆監督に良い報告が出来るかと問われた野村は「まだまだこんなんじゃ良い報告にならない。もっともっと良い報告が出来るようにやっていきたい」と前を見据えた。

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