【日本ハム】ドラフト5位・柿木が対外試合3人斬りデビュー 12日登板の吉田にエール?

スポーツ報知
日本ハム・柿木

◆イースタン春季教育リーグ 楽天2―0日本ハム(9日・鎌ケ谷)

 日本ハムのドラフト5位・柿木蓮投手(18)が9日、イースタン春季教育リーグ・楽天戦(鎌ケ谷)で対外試合デビュー。2点を追う8回に登場すると、先頭・山田を141キロの直球で空振り三振。次打者・堀内は外角低めの141キロの直球で手を出させず、連続三振に仕留めた。代打・下妻には135キロの直球で中飛。1回を無安打2三振でデビュー戦を飾った。

 「思ったような投球じゃないですけど、自分の投球ができたかなと思います」。分岐点は先頭・山田の打席だった。直球が2球続けて外角に外れ2ボール。「普通ならあそこで四球がよぎる」と加藤2軍投手コーチ。コーチ陣の心配をよそに、柿木は140キロ台の直球をストライクゾーンに3球続け空振り三振を奪い取った。落ち着いたマウンドさばきに加藤コーチは「高卒ですけど、他の投手陣と全然遜色がない。実戦でどんどん使ってみたくなるような投手」と最大級の賛辞を送った。

 柿木自身も「ボール球が先行した中でストライクを自分で修正してとれたのは今回の収穫」と振り返った。だが本人としては課題の方が多かった様子。「良い球も少ないですし、ボールも浮いていた。高めに抜けていた。キャッチボールから意識していたんですけど悪いところが試合で出てしまったのでそこは課題にして」と話した。

 12日には同期入団の吉田輝が対外試合デビュー予定。自身の登板前日に吉田輝が「打たれろー!」と冗談で言っていたことを聞くと「そんなん言ってたんですか」と苦笑い。完璧な投球で対外試合デビューを飾り「まあ打たれてないので。僕も打たれろって言っときます(笑い)」と3日後にマウンドに上がる好敵手に向けエールを送った。

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