【日本ハム】西川オープン戦1号…初選出の侍ジャパンで刺激受けた

スポーツ報知
4回無死、日本ハム・西川遥輝がライトへ1号ソロを放つ

◆オープン戦 広島5―1日本ハム(13日・マツダスタジアム)

 日本ハムの西川遥輝外野手(26)が13日、広島とのオープン戦(マツダ)でオープン戦1号を放った。「3番・中堅」で先発出場すると、4回先頭で迎えた第2打席に相手先発・野村の変化球を右翼席へと運び、「うまく捉えることができました」と振り返った。オープン戦は出場6試合で打率3割8分9厘と好調を維持するリードオフマンが、開幕へ向けてさらに状態を上げていく。

 打った瞬間に確信した。大きなフォロースルーを終えた西川が、ゆっくりと走り出した。3点を追う4回先頭。広島・野村に対してわずか2球で追い込まれたが、きわどいコースを見極めてフルカウントまで持ち込み、7球目の真ん中高めに入った127キロのスライダーを強振。高々と舞い上がった白球は、広島ファンで赤く染まった右翼席へと着弾した。

 オープン戦6試合目での1号ソロに「一番ホームランにしやすいボールでした。うまく捉えることができました。入るかな…とは思ったけど、8割は風(のおかげ)です」。そうおどける姿が、状態の良さを感じさせた。

 プロ9年目の今季、これまでにない刺激を受けながら開幕へと向かっている。今月9、10日の「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019 日本VSメキシコ」(京セラD)では、侍ジャパンに初選出。国際試合という独特な雰囲気の中で日の丸を背負ってプレーした。「いい経験になったし、いろいろとプラスに働くことばかりだったと思う。(今年11月の)プレミア12を目指して頑張ります」と、新たな目標も得た。

 これでオープン戦は出場6試合で18打数7安打の打率3割8分9厘、1本塁打と好調をキープ。開幕ギリギリまでオーダーを模索する栗山監督の方針で、この日は3番に入ったが「(だから)本塁打を狙ったとかじゃなく、たまたまあそこに飛んだだけ」と冷静だ。開幕まで2週間。日本ハムのスピードスターの視界に曇りはない。(小島 和之)

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