【阪神】青柳、開幕5戦目・巨人戦先発へ 5回1失点に矢野監督「完璧に近い」

スポーツ報知
5回1失点と好投した青柳

◆オープン戦 中日2―4阪神(13日・ナゴヤドーム)

 阪神・青柳が開幕ローテ入りを確実にした。先発で5回を4安打1失点、7奪三振の快投。「僕の中ではやりたいようにできた」と変則サイド右腕。巨人キラーとして開幕5戦目、東京ドームのマウンドに登ることが有力となった。

 昨季までの制球難を克服した。立ち上がりから直球、ツーシームのコントロールが抜群で有利なカウントを築き、決め球のスライダーもさえた。「西さんみたいなコントロールじゃないけど」と、自虐的に笑いながらも無四球に手応え。許した安打も、詰まった当たりばかりだった。

 開幕先発ローテは、開幕カードのヤクルト戦がメッセンジャー、岩貞、西と続き、2カード目の巨人戦初戦のガルシアまで確定的。5戦目以降が不確定だったが、青柳は藤浪の2軍落ちが決定した翌日の好投で、ローテ入りをたぐり寄せた。プロ通算3年間の対巨人戦は全て先発の通算7試合で1勝4敗も、防御率は2・63の好成績。特に坂本勇に対しては通算13打数1安打と封じ込んでいる。

 「危なげないどころか完璧に近いんじゃないの。2ケタ勝てると思うよ、今日の内容やったら。まぁ外す理由は何もないかな」。矢野監督も投球を高く評価した。昨季1勝からの巻き返しに期待がかかる。(嶋田 直人)

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