【ロッテ】種市がラミゴ戦で救援テスト 1回無失点の好投で“プロ初セーブ”
スポーツ報知
◇交流試合・ロッテ4―2ラミゴ(15日・ZOZO)
ロッテ・種市篤暉投手(20)が15日のラミゴ戦で4―2の9回から登板し、1イニングを1安打、3奪三振で無失点に抑え“プロ初セーブ”を挙げた。
先頭打者にセーフティーバントを決められ出塁を許したが、動じなかった。「今日はボールの指のかかりがよかった」と最速146キロの直球でぐいぐい押した。7番打者に続き、8番打者を直球2球で追い込むとカウント2―2から129キロの外角スライダーで見逃し三振に仕留めた。最後は巨人・陽岱鋼の兄・耀勲を144キロの内角直球で見逃し三振に仕留めた。「縮こまらずに腕を振って投げられた」と振り返った。
高卒3年目右腕は昨季は7試合に先発し0勝4敗とプロ初勝利は挙げられなかった。今季は先発ローテに入り「初勝利したい」と目標を立てている。首脳陣は先発陣が固まりつつあるなかで、種市を救援として経験を積ませる狙いがあり、9回の場面でマウンドに送った。
「今日、だめだったらファーム行きだと思っていた」という緊張感を抱きながら結果を残した20歳に対し、井口監督は「1イニング全力で(投げる)ということで、しっかりと思い切りキレのある真っすぐを放ってくれていた」と評価した。
「1軍にいられるなら(先発と中継ぎ)どちらでもいい。選択肢が増えると思いますし、何より1軍にいないと得られないものがあると思う。まずは1軍にいることを考えていきたい」と種市。まずは自身の初の開幕1軍を目指し、アピールを続けていく。