【広島】長野、初の先発守備も悔し3タコ…でも緒方監督不安なし「徐々に」

スポーツ報知
横浜戦の試合前に素振りで備える長野

◆オープン戦 DeNA1―0広島(20日・横浜)

 広島がDeNA5投手のリレーの前に5安打完封負け。長野久義外野手(34)は移籍後初めてスタメンで外野守備に就いたが、3打数無安打に終わった。

 「6番・中堅」で長野が先発に名を連ねた。オープン戦のスタメンは2月24日のDeNA戦(宜野湾)、3月2日の西武戦(佐賀)に続く3度目。過去2試合はいずれも指名打者だった。

 初回の守備で楠本のテキサス性の安打を処理し、リズム良く2回無死一塁の打席に立った。だが大貫の執拗(しつよう)な内角攻めに遭い、併殺崩れの三ゴロ。4回2死一塁では外のカーブを狙ったが右飛に倒れた。

 6回先頭はエスコバーの154キロの直球に詰まらされて二ゴロ。オープン戦最多の3打席に立ったが結果は伴わず、ここでお役ご免。計9打席連続無安打となり、打率は1割1分8厘まで下降した。「見ての通りです。(結果を残したい?)そうですね。しっかりと…」と悔しさをにじませた。

 それでも首脳陣は調整ぶりに不安を感じてはいない。高ヘッドコーチは「だいぶ振れるようになってきた。スイングが今までにないくらい力強くなってきた」と、6回の打席で初球、エスコバーの153キロの直球をフルスイングした空振りに、長野の前進を感じた様子。緒方監督も「(オープン戦の)残りも少ないので、なるべく打席と守りを(両方やらせたい)と思っている。いっぺんに(結果を出せ)とは考えていない。徐々にね」と、右翼・鈴木らと会話しながら無難にこなした守備を高評価した。

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