【オリックス】先発転向の山本、プロ入り最長0封「スタミナ大丈夫」

スポーツ報知
先発の山本は6回2/3を無失点の好投を見せた

◆オープン戦 中日0―2オリックス(20日・ナゴヤドーム)

 周囲の不安を払拭した。今季から先発転向したオリックス・山本がプロ入り後、1軍でオープン戦、レギュラーシーズンを通じて最長の6回2/3を4安打無失点に抑えた。7回1死、最後の打者・高橋への直球はこの試合最速153キロを計測。最後は見逃し三振に仕留めて降板した3年目右腕は「スタミナのことは言われていたので最後はキッチリいきました」と涼しい表情を見せた。

 4回2死満塁では井領を遊邪飛に打ち取り「去年の中継ぎと同じ気持ち。ギアを上げて投げました」。最大のピンチで昨季32ホールドを挙げた救援の経験を生かし、無失点でしのいだ。投球の間合いを変えて打者のタイミングを外す工夫も見せるなど、この回以外は二塁すら踏ませなかった。

 先発だった17年は1軍では5イニング、今季も実戦登板は3イニングが最長だった。西村監督は「心配していたが徐々に出来上がってきている。きょうの投球をしてくれたら簡単には打てない」とひと安心。今後は中6日でウエスタン・リーグの阪神戦(27日・オセアンBS)に登板するとみられ、開幕5戦目のソフトバンク戦(4月3日、京セラD)を迎える。先発の軸として20歳への期待がますます膨らんだ。(牟禮 聡志)

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