【ロッテ】藤原、球団30年ぶり開幕1軍決定

スポーツ報知
開幕1軍が決まったロッテ・藤原

 ◆オープン戦・ロッテ3―0阪神(21日・ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭高=の開幕1軍入りが決まった。井口資仁監督(44)が「開幕1軍ではと思ってます。守備でも足でも戦力になる」と明言した。球団高卒新人では89年の前田幸長投手以来30年ぶりの快挙となる。

 藤原はこの日の試合で初回に二塁打を放ち先制ホームを踏む3打数2安打、1四球、1得点、1盗塁をマーク。指揮官は「今日みたいな打撃をしてくれたら。走る、守ることは問題ない。今日くらいの調子であれば開幕スタメンもあり得る。他の1番の候補の選手、岡や荻野にしろ、あまり調子が上がってきていないので、そういう意味では藤原も候補に入ってくる。開幕まで残り2試合どういう形になるか分からないですけど、レギュラーに食い込んできてくれたら」と期待を寄せた。

 2リーグ制後、高卒新人野手の開幕戦先発出場はチームでは55年の榎本喜八(5番・一塁)、65年山崎裕之(7番・遊撃)の2人。藤原が開幕オーダーに名を連ねれば54年ぶり、外野手では初めてとなる。

 球団史に名を刻むであろう黄金ルーキーは「まだ試合もある。自分がやるべきことを100%やる。毎日、頑張っている。引き続き、状態を維持するというよりはまだまだ力がないので一日、一日、力をつけていきたい」と謙虚に話した。

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