【オリックス】杉本がイチローにささげるサヨナラ弾「ずっと憧れだった」

スポーツ報知
9回2死、杉本が左越えにサヨナラのソロ本塁打を放つ(カメラ・小梶 亮一)

◆オープン戦 オリックス3―2阪神(22日・京セラドーム大阪)

 オリックスの杉本裕太郎外野手(27)がイチローへの思いを胸に豪快なサヨナラ弾を放った。

 2―2の9回2死で代打で登場。フルカウントから阪神・飯田の122キロのスライダーを強振した。打球は左翼スタンドへ吸い込まれ「監督からも『本塁打を狙っていけ』と言ってもらった。みんな自分が打ったように喜んでくれてうれしかった」と自身初のサヨナラ本塁打をかみしめた。

 前日(21日)に引退を表明したイチローとは、新人だった16年オフから3年連続で自主トレをともに行った。引退試合と深夜まで及んだ引退会見を視聴し「3年間自主トレでやったことや、思うところがあった。小学生の野球を始めて最初の背番号も51番。ずっと憧れだった。走る、投げる、打つの全てのプレーでレベルが高かった」と感慨深く語った。

 12日の西武戦(姫路)で一発を放って以来、12打席連続で無安打だった。「いつも最初は打てるんですけど、そこから打てなくなる。結果を出そうとして力んでしまっていた」とこの日は開き直った。西村監督も「ものの見事に打ってくれた。代打で一発があるのは魅力でチームとしても大きい」とうなずいた。

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