【阪神】オープン戦2年連続最下位が24日にも決定…「純国産打線」不発

スポーツ報知
8回1死一、三塁、大山の右飛で木浪が本塁を突くもタッチアウト

◆オープン戦 阪神2―4オリックス(23日・京セラドーム大阪)

 「純国産打線」で臨んだ矢野阪神が3連敗を喫した。6試合連続で「6番・一塁」を務めてきたナバーロを外し、鳥谷をスタメンで起用。助っ人抜きの打線はチャンスはつくるが、得点は6回の糸井の2点二塁打のみに終わった。矢野監督はオーダーについて「この時期にそういうことをしているのでね。(シーズンで)そういうこともありえる」と認めた。

 当初、「6番・一塁」の有力候補だった新外国人のジェフリー・マルテ内野手(27)=エンゼルス=が右ふくらはぎ痛で16日の西武戦(甲子園)のメンバーを外れて以降、離脱。浜中打撃コーチは「開幕してすぐはないと思う。まずはしっかり治して2軍の試合に出てからになると思う」と開幕アウトの現状を説明した。

 代役のナバーロは20日のヤクルト戦(神宮)で2発を放ったが、この日8回に代打で登場しての中前安打を含めても、打率2割3分3厘と低迷。内野ならどこでも守れる打撃好調のルーキー・木浪のポジションを固定せず、鳥谷らを幅広く起用する可能性が高い。

 24日のオリックス戦(京セラD)で阪神が引き分け以下か、日本ハムがヤクルト戦に勝つか引き分けで1958年以降、球団初のオープン戦2年連続最下位が決まる。「もちろん勝ったほうがいいに決まってるんだけど」と矢野監督は前を向いたが、試行錯誤は続く。(嶋田 直人)

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