【西武】開幕ローテ予定者の半数が2軍 ドラ1松本が肺炎で離脱…辻監督「苦しい」

スポーツ報知
西武・松本航

◆オープン戦 西武1―6DeNA(24日・メットライフドーム)

 昨季10年ぶりのリーグ制覇を達成した西武が、開幕前から苦境に立たされた。ドラフト1位の松本航投手(22)が「軽い肺炎」と診断され、開幕ローテーションから外れることが決まった。

 開幕ローテーション入りを予定していた投手では、昨季11勝を挙げた榎田が左肩痛、巨人から加入した内海が左前腕の肉離れで離脱。さらに、開幕カードの先発を予定していたドラフト1位右腕までローテ入りが絶望的となった。今季、投手陣ではマリナーズに移籍した菊池の穴をどう埋めるかが課題となるが、それどころではない現状。辻監督は「苦しい、苦しいよ。(開幕ローテ)6人のうち、3人がいなくなったんだから」と吐露した。

 この日のDeNA戦(メットライフ)には中継ぎが本職の武隈が先発。5回3失点ながら、コマ不足の現状もあってローテ入りに当確ランプがともった。すでに先発入りが確実視されるのは多和田、今井、高橋光、ニール。武隈を入れても、まだ5人しか決まっていない。昨季の王者が開幕前から苦しいやり繰りを強いられている。

 辻監督は「ミーティングでも話したが、違った気持ちであさって(26日の練習日)からグラウンドに降りてきてくれ、と。先発が苦しいのは野手も分かっている。野手が今まで以上に頑張ってあげよう、と」と開幕を見据えた。昨季は圧倒的な攻撃力で防御率リーグワーストの投手力を補ったが、今季も投手陣がそろうまでは12球団ナンバーワンの得点力で打ち勝っていく必要がありそうだ。

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