兵庫神戸、最終回一打同点サヨナラのピンチ耐えた!…第48回関西秋季大会兵庫県支部予選

スポーツ報知
5回、太田の走者一掃三塁打で盛り上がる兵庫神戸ナイン

◆第48回関西秋季大会兵庫県支部予選 ◇中学生の部▽2回戦 神戸甲南ボーイズ4―5兵庫神戸ボーイズ(17日・市川球場ほか)

 「第48回関西秋季大会」(10月20日開幕・淡路佐野第一野球場ほか)の支部予選が各地でスタートし、兵庫県支部では兵庫神戸ボーイズが白星スタートを切った。

 兵庫神戸が接戦を制し、初戦突破を果たした。先発・鈴木陸が重い直球と要所に変化球を交え、4回2死までノーヒット投球。すると、5回に打線が反応した。

 ヒットと相手守備のミスに乗じて無死満塁のチャンスをつかむと、2番・日置が右前先制打。さらに押し出し死球、1死後には太田が走者一掃の三塁打を放ち、一挙5得点で援護した。

 しかし、最後に試練が訪れた。7回2死から鈴木陸が四球を挟んで4長短打を浴び、4失点。一打サヨナラの窮地に立たされたが「ここで打たれたら5点をプレゼントしてくれたナインに申し訳ない。絶対同点にはさせない」と冷静さを取り戻し、最後は右飛に仕留めて逃げ切った。

 「7回は点差が開いていたし、早く終わらせようと力が入った。その分球が真ん中に集まってしまった。いい勉強になりました」と鈴木陸。貴重な適時三塁打を放った太田は「真っすぐを狙っていた。思い切り振り抜いた」。中村監督は「センターラインを鍛え、守りのチームを春までにつくりあげる。4番・寺屋は1年生。経験を積ませ、その頃になると、打線ももっと打てるようになる」と手応えを感じた様子だった。

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