アユ引き楽しんだ…山口・錦川

スポーツ報知
山口・錦川でアユ釣りを楽しんだ矢部さん

 錦帯橋で有名な山口・錦川のアユは、6月1日の解禁日から25センチ前後の良型が多数、釣れていた。5、6日と出掛けてみた。

 5日午後2時半頃、錦川鉄道・錦川清流線「南桑(なぐわ)駅」上流の瀬に入った。開始直後からアタリ連発。2時間ほどで14尾キャッチした。

 翌日は、釣友が「2日前に1・2号のハリスを何回も飛ばされた」という、山陽自動車道「岩国IC」から約3キロ上流へ。

 午前10時頃に到着。長い一本瀬が続き、瀬尻の先は流れが岩盤に当たってカーブして深い急瀬になっていた。

 空いていた早瀬で始めた。対岸にはテトラが並び、川の中央付近は馬の背になっていた。その両側の流芯は、白っぽくてまだアカは付いていなかった。

 手前の駆け上がりと馬の背、テトラ際のアカを狙った。「まずは手前から」とオトリを送り出すと2投目でヒット。オトリにちょうど良い20センチ級をキャッチした。

 次は馬の背の駆け上がりで18センチ級がヒット。「手前は型が小さそうだ」と考えて対岸を狙った。川の中ほどに立ちこんで、テトラ際の黒々とした石にオトリを誘導するとガッツーンと体感ショック。上竿に絞り込んでから竿を立て、23センチの良型を引き抜いた。

 急流やオトリが弱った時はオモリの助けを借りながら引いた。反対に流速が弱かったり、オトリが元気な時は竿を立て気味にテンション泳がせで釣り下った。減水で土用隠れの状況ながらポツポツとアタリは続いた。

 結局、午後3時までに22センチ前後の良型を主体に17尾キャッチ。2日間、合計6時間半での釣果は17~23センチを31尾だった。

 今回は状況が良くなかったが、天然遡上の小ぶりなアユは、いっぱい見えた。今後、期待大だ。

 問い合わせは「錦川漁業協同組合」(TEL0827・41・1029)へ。日券2000円、年券8000円。(報知APG・矢部 卓)

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