大阪湾で稚魚放流事業を開催

スポーツ報知
大阪湾での稚魚放流事業は「チヌの海ふたたび」を合い言葉に今年で37回目を迎えた

 大阪湾での稚魚放流事業が8月30日に行われ、参加した。日本釣振興会大阪府支部、大阪府釣り団体協議会が中心となって1983年8月、全国に先駆けてスタート。今年で37回目を迎えた。

 稚魚は、大阪府漁業振興基金栽培事業場から提供。内容はチヌ約1万8000尾、ヒラメ約5000尾、アコウ約3400尾。ヒラメとアコウは生育状況の関係で、この日より前に放流している。

 大阪湾では現在、年間を通してチヌが釣れる。古代より「チヌの海」と呼ばれる大阪湾が健在なのは、この放流事業の寄与するところが大きい。日本釣振興会大阪府支部は、この大阪湾でのチヌの稚魚放流をシンボルとして、釣りを取り巻く環境の保全や釣りの普及、釣りの知識やマナーの向上を目指して活動している。

 釣り場にゴミを捨てず、魚の命を大切にする。ライフジャケットを着用するなど自分の命も守る―。釣り人としてできることを行いながら、釣りが楽しめる環境を維持していきたいと思った。(報知APG・峰松 茂美)

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