ヤリイカ25~30センチ小型主体も大漁チャンス…静岡・石花海

スポーツ報知
これから本格化するヤリイカ。台風シーズンが落ち着いたら気合を入れて狙いたい

 台風シーズンは、なかなか釣りに行けない。特に船釣りは波と風が大きく影響するため、凪(なぎ)の良い日に休日が合うのは、まれだ。大雨は河川から濁った真水や流出物を大量に流入させ、特に近場で釣る魚たちに多大な影響を及ぼす。

 県内の近場で釣るターゲットの代表は、キス、タチウオ、アジ、カワハギなど。このうち、これから本番を迎えるタチウオやカワハギは、海況が平常に戻らないと好漁の期待が持ち難い。

 三保沖は近場になるが、影響を受ける大きな河川が至近にないため、比較的濁りにくいのが特徴。この三保沖、9月に解禁を迎え、初日からマダイとワラサの釣果があった。ワラサはイナダより少し大きいと言っていいサイズだが、秋が深まる頃には4キロに迫るサイズが釣れるようになる。マダイは1キロ弱~2キロ弱がトップで3枚ほど。ワラサは3キロ弱がトップ2尾だが、これから数にも期待が持てる。

 濁りの影響をさらに受けづらい沖合の石花海では、ヤリイカが始まった。25~30センチの小型主体だが、思わぬ大漁があるのもこの時期。台風が落ち着いた頃、気合を入れて狙いたい。(フィッシングライター・松田 智博)

ライフ

×