秋磯シーズンイン! チヌ42センチ来た…岡山・宇野

スポーツ報知
岡山・宇野沖の磯で42センチの良型チヌを仕留めた矢部さん

 秋磯シーズンに突入した。チヌを狙って岡山・宇野沖に10日、出掛けた。

 午前5時半、向日比港を出船して荒神島・北の大岩へ。いい感じの満ち潮が北に流れており、潮下15メートル付近にはシモリが頭を出していた。潮目がその沖で変化していたからポイントと想定。「ここ数日の大雨でかなりの水潮。1尾でもいいサイズがヒットすれば…」と願いながら開始した。

 天気は雨。視認性の良い棒ウキ「トビコン」を選択。ウキ下5メートルで流していくと、想定ポイントでいきなりヒット。20センチ強の小型チヌだった。

 そのサイズが連発したので、潮目の沖側にある本流を重い仕掛け、手前側の流れが遅い筋を軽めの仕掛けで狙ってみた。しかし、サイズアップはかなわず手詰まりに…。

 しばらくすると、潮の流れる角度が少し沖向きに変わった。シモリの潮下10メートル付近にいい感じの引かれ潮が発生。「あそこしかない」と、まき餌と仕掛けをダイレクトに投入した。仕掛けがなじんで20秒ほどして回収してみると刺し餌が残っていた。「チャンス!」。しかし、仕掛けが入っていかない。ハリスの中間に打っていたオモリを上にあげ、G7のオモリを追加。段打ちにした。

 ウキがシモリに近づいた時にスーッと消えた。「来た」。合わせるとドスンとした重量感。軽くテンションを保ちながらレバーブレーキを緩めてシモリと反対方向に誘導した。ラインがシモリに擦れても切れにくいように竿を少し曲げた状態で慎重に寄せた。ウキがシモリの手前で浮き、魚が岩の上を通過するのが見えた。やがて水面に顔を出したのは42センチのナイスサイズだった。

 その後はダメージの大きいチヌだけをキープして正午過ぎに納竿。今回は悪状況の中でも何とか良型をキャッチできた。今後、水温が下がればさらに良型が釣れだし、30センチ前後のグレやアオリイカも期待できる。

 問い合わせは「渡船 伸光丸」(船長携帯090・3881・0708)へ。渡船料金はエリアによって異なり、今回は1人3000円。(報知APG・矢部 卓)

 ◆この日の餌 まき餌は生オキアミ3キロにマルキユーの「チヌパワー激重」、「瀬戸内チヌ」、「ムギコーン」を各1袋ずつ混合。刺し餌は同社の「くわせオキアミ食い込みイエロー」、「特鮮むきエビ」、「高集魚レッド」とボイルオキアミを使った。

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