カカリ釣り最高の季節チヌ42尾…福井・若狭本郷

スポーツ報知
秋は数釣りの季節。福井・若狭本郷のイカダで42尾もチヌを釣った峰松さん

 福井・小浜湾でチヌが好調だと聞いて11日、若狭本郷の報知フィッシングクラブ「はやし渡船」に出掛けた。

 午前4時に到着。餌のアケミ貝、シラサエビ、アミエビを購入して同5時に一番船で大浦イカダへ渡った。

 まずはダンゴ作り。マルキユーの新製品、「濁りオカラ」と「ニュー赤だんごチヌ」を2対1で混ぜ、「細びきさなぎ」を加えた。さらに「ニュー活さなぎミンチ激荒」をアンコにしたダンゴを6個作り、投入。海の底でチヌが待ってくれていることを祈りながら、シラサエビを刺し餌に釣りを開始した。

 北風が強く、穂先が揺れて安定しない。ダンゴは着底後、5秒ほどでポコッと割れた。割れ具合は理想的だが、思いのほか底潮も速い。高めの位置に竿先を構え、ダンゴが割れたら、あとは穂先を潮下に送って流れについていった。

 ククッというアタリ。合わせるとキューンと力強い引きだ。リールを巻くとゴンゴン首を振るチヌ特有の感触が伝わった。サイズは大きくないが引きはグッド。釣り上げたのは22センチほどの本命だ。

 風が強く、糸が吹け上がるのでオモリをG3からBに変更。サンバソウやカワハギといった餌取りが少しおとなしくなったので、刺し餌をコーン、サナギから「くわせオキアミ食い込みイエロー」に替えた。

 ダンゴが割れ、穂先が跳ね上がった途端にコンと前アタリ。糸を緩めずに送り込むとグーッと穂先が押さえ込まれた。合わせると強い引き。十分に楽しみながら31センチのチヌをタモに収めた。

 午後からは風が収まったのでオモリを外した。チヌの活性が上がったのか、餌をローテーションさせていろいろと使ったが、コンとはっきりした前アタリが出た。餌取りかチヌか、アタリを見極めて本アタリを掛けていくのは本当に楽しかった。

 午後4時に納竿。釣果は42尾(19・5~31センチ)だった。この日は小型が多かったが、40センチオーバーが交じるチャンスはある。数釣りを楽しみながら良型も期待できる今は、チヌ・カカリ釣りのベストシーズンだ。(報知APG・峰松 茂美)

 ◇問い合わせ 「はやし渡船」(TEL0770・77・0591)へ。ホームページあり。

 ◇料金 イカダ・カセは大人1人4000円、小・中学生1人2000円、小学生未満は無料。5人以上から団体割引あり。

 ◇時間 イカダ・カセは日の出から日没(時期によって異なるので要確認)。現在は午前5時15分~午後5時45分。

 ◇宿泊など 釣り客の素泊まりは大人1人3500円(小学生1500円、小学生未満1000円)。仕掛けや餌なども常備。また、キス釣り乗合船・仕立船も乗客を募集中。

 ◇その他 同じ若狭本郷の報知FCは「金丸渡船」(TEL0770・77・0083)、「田中渡船」(TEL0770・77・2789)もある。

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