昭栄丸マダイ釣り大会、小林さんが優勝!晴山由梨ちゃんも釣った

スポーツ報知
小林通博さんが釣った1キロのマダイ(昭栄丸で)

 報知フィッシングフェスタのマダイ釣り大会が9月24日、茨城・大洗港の報知指定・昭栄丸で行われた。スポーツ報知で「きょうも釣り日和」を連載中のタレント・晴山由梨も参戦。21人の参加者は、大洗沖から大竹沖の海域へ繰り出し、大型1尾の重量で競った。マダイの食いが渋いなか、1キロを釣った古河市の小林通博さん(57)が初優勝した。

 強烈な引き! 昭栄丸の小野瀬茂船長(55)が、大会の“舞台”として選んだのは大洗沖だった。前日まで1キロ前後を中心に6キロ級の大型も上がっていた好ポイントだ。しかし、この日は沈黙。釣れるのはハナダイばかり。このハナダイが40センチ級の大型なので、竿が曲がるたびに船上はにぎわうのだが、「潮が悪いのかなぁ」と小野瀬船長は渋い顔を見せた。

 そこで一転、南へ。大竹沖に向かった。水深は30メートル。ここで小林さんは遊動式の8号テンヤを使った。「船長が『根掛かりが多い場所』と言っていたので、テンヤが着底したらすぐに2メートルほど上げた」と言う。そこで2回アタリがあったが、ハリ掛かりせず、3度目のアタリでフッキングした。強烈な引きに竿が大きく曲がる。タモ網に収まったのは、1キロのマダイだった。

 この後、マダイがポツポツ釣れた。終了直前に群馬・板倉町から来た石川武さんが0・86キロを上げて迫ったものの、小林さんが逃げ切った。小林さんは月1回のペースで昭栄丸に通う常連。「本当はもっと大きいマダイを釣るはずだったんだけれど…。しかし、初めての優勝なので、うれしいです」と苦笑いしながらも、初の栄冠を喜んだ。

 大洗沖のマダイは、今シーズン絶好調だ。9月13日には6キロの大型が食い、トップ22尾の大釣りを記録している。翌14日にも2・8キロ交じりでトップ12尾。10月2日は3~32尾と爆釣。「海の状況が良くなれば、大型、数釣りともに期待できます」と小野瀬船長は見ている。

 大洗沖では、マダイのほかにも40センチ級の大型ハナダイやヒラメ、イナダ、ホウボウ、ハタなど交じりものは多彩。クーラーボックスは色とりどりの魚で華やぐ。台風24号のシケ後も、まだ最盛期が続く見込みだ。(高田 典孝)

 ◆昭栄丸マダイ釣り大会(参加21人。大型1尾重量)

 〈1〉小林通博(古河市)1キロ〈2〉石川武(群馬県板倉町)0・86キロ〈3〉石塚晴己(八潮市)0・76キロ〈4〉吹野陽一(笠間市)0・68キロ〈5〉遠藤正義(久喜市)0・67キロ〈6〉大内チャライワン(真岡市)0・66キロ=敬称略=

 ◆由梨ちゃんも参戦!時間忘れて楽しめた

 一つテンヤのマダイは大好きな釣り。アタリのダイレクトなところや釣れる魚種が豊富なところが大好きです。これまでマダイの自己最高記録は2.4キロ。2年前の記録なのでそろそろ更新したいところ。この日の私の釣り座は胴の間。8号の遊動テンヤ、カラーは一番実績のある赤金を使うことにしました。

 釣り始めると、すぐにアタリが。すかさず合わせを入れるとググッと手応えが伝わってきます。決まった! テンヤ釣りはこの瞬間が最高に気持ちいいんです。まずはハナダイが姿を見せました。この後も釣れる、釣れる、ハナダイ祭り。本命ではないですが、30~40センチ級の良型が多いので引き味抜群です。

 面白くて夢中で釣っていると、「僕のことも忘れないでね」とでも言うかのように控えめにマダイが上がってきました。可愛らしい550グラム。残念ながら自己記録更新にはなりませんでした。私は今回、オープン参加なので記録は残りませんが、全体では9位相当の重量でした。全体的にハナダイが多かったものの、仕掛けを入れる度にアタリがあって時間を忘れて楽しめました。小野瀬船長ありがとうございました!(タレント)

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