3キロ超ワラサでクーラー満杯珍しくない…静岡・三保沖

スポーツ報知
好調な三保沖のワラサ。近年はむらなく毎年釣れている

 台風24号が近年にない大規模な停電の被害をもたらし、電気の大切さを痛感するきっかけになった。当然のごとく海は大きく荒れ、浜辺に多くのゴミが打ち上げられた。しばらくは海況が安定するための時間が必要と思われるが、台風前には三保沖でワラサが好調だった。今回は三保沖のワラサに特化して紹介しよう。

 例年、9月の声を聞くとワラサが接岸を始める。三保沖は9月1日に解禁を迎え、マダイの交じりものとして釣り人に喜ばれる。

 現在釣れているワラサのサイズは2・5キロ平均で、3キロ超えも上がっている様子。30日の釣果で、トップは14尾だったとのこと。状況の良い時は、釣り開始時から船内で次々と取り込まれ、あっという間にクーラーが満杯になってしまうことも珍しくない。

 ブリほど脂の乗りは良くないが、船上でしっかりと血抜きを施しておけば、程よい脂乗りに上品さを感じながら食することができる。新鮮ゆえに独特の匂いも気になることは少ない。

 カマは塩焼に。肉汁滴る身に醤油とスダチをかけて食せば秋の味覚満載だ。

 凪(なぎ)が良くなったらワラサの強引を味わい、旬の味を堪能したいと筆者も思っている。(フィッシングライター・松田 智博)

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