ヒラメ爆釣16尾!…三重・石鏡沖
三重・鳥羽市の石鏡沖でヒラメがよく釣れていると聞いて7日、報知フィッシングクラブ「幸徳丸」(船長携帯090・7303・5080)の午前便に乗った。
午前5時半に釣り座を抽選。餌のイワシを積み込んで同6時前に出船した。船は10分ほど走って石鏡沖のポイントで釣り開始。北西風が強く、波もあった。
ヒラメ釣りは初めて。「遅合わせ」とか「合わせは、ゆっくり聞き合わせで」などとテレビや活字で得た知識しかないから、不安が募るばかりだ。
いきなりだった。餌のイワシを鼻掛けにして60号のオモリで下ろし、底から1メートル上げると、すぐにククンッ、グーッと穂先が引き込まれた。
初アタリにドキドキしながら「遅合わせ」を意識。そのまま待っていると、強くグイッと引き込まれて餌だけ取られた。「あれではアカンのか。送り込むのかな…」。頭の中は「?」でいっぱいだ。
すぐに次の餌を入れると、またココンッ、クーッときてそのままグイーッで終わり。「何やってんねん! 入れアタリやのに」
今度は神経ビリビリで仕掛けを入れた。すぐに小さなアタリが出たから少し穂先を送るとフワリ、クッ、クーッと穂先が水面に吸い寄せられた。しっかり送り込んでから、ゆっくり大きく聞き合わせをするとグーンと乗った。「掛かった!」。うれしかった。ガクンガクンと頭を振って45センチほどのヒラメが上がってきた。
それからは入れアタリで入れ掛かり。コツをつかめば、何しろアタリが頻繁にあるので次々と掛かった。送り込みが間に合わず、穂先を引ったくられることもあったほどだ。
正午に沖上がり。ひときわ強い引きで56センチある“座布団級”も釣れて結局、合計は35~56センチ16尾。マハタ3尾(30~42センチ)のお土産まで付いた。
乗合船の料金は1人1万2000円(餌、氷付き)。仕掛けは1個500円で販売。また、幸徳丸はマダイ釣りの半日便と一日便も出している。(報知APG・大西 満)