メバル絶好調66尾…三重・鳥羽

スポーツ報知
大西さんが釣ったメバルの一部。良型ぞろいで66尾と本番を思わせる好釣果だった

 まだ春と呼ぶには早いが、海ではワカメが大きく育ち、釜揚げシラスが市場に並び、春告魚のメバルも釣れている。メバル釣りでは定評のある「仁洋丸」(TEL0599・25・3547)に19日、乗った。

 午前6時半に三重・鳥羽市の赤崎港から出船。相客は4人で土曜日としてはゆったり釣れる。

 少し走って菅島の陰から開始した。この辺りではサビキ仕掛けに餌(冷凍シロウオ)を付けて釣る。オモリは船中60号で統一。西風が強かったが、島陰なので気にならなかった。

 水深は35メートル。仕掛けを底から1メートルほど上げて、ゆっくり上下させるとククンッ、ブルルーンとメバル独特の穂先を震わせるような締め込みがきた。追い食いを期待してゆっくり巻き上げると、何度か穂先が水面に突き刺さる強い引き。やがてズラズラーッと茶色い魚体が見えた。20センチ級の型ぞろいが4連だ。「緑の皮に2尾と赤の皮と…。色の濃い皮に反応しているのか」。海には緑色の海草の破片がたくさん流れていて、実際にメバルの内臓からは、この海草が出てきた。メバルは海草も食うのか。

 仕掛けを入れる度にアタリが出て、良型交じりで20センチ前後が多く釣れた。

 後半の場所では大型が出た。ドンッ、ギューンと穂先が水面に突き刺さる、ものすごい引き。慎重に上げると30センチ近い大型のダブルだ。さらに0・8号ハリスのハリが3本飛ばされていた。「これ以上のヤツがまだ3尾も掛かっていたのか。悔しい!」。すぐに1号ハリスの仕掛けに替えた。

 その後も同型が続き、正午前まで釣ってメバル66尾(16~29センチ)とガシラ6尾。皆さんも似たような釣果だった。いよいよメバル釣り本番のようだ。

 乗合船の料金は1人7000円。氷は要持参。餌は鳥羽市内の「橋本釣具店」(TEL0599・26・3225)で午前5時から購入できる。(報知APG・大西 満)

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