芦ノ湖で超特大ニジマスを狙え 今年は5キロ級を放流、浅場をルアーで…湖尻・AFCおおば

スポーツ報知
40センチオーバーのニジマス。芦ノ湖には5キロを超すジャンボサイズのニジマスが潜んでいる(AFCおおばで)

 3月のオススメ魚は、ニジマスだ。神奈川・芦ノ湖では、明日1日に芦之湖漁協組主催のルアー・フライ限定特別解禁釣り大会(報知新聞社など後援)が開かれ、2日から通常解禁になる。毎年、芦ノ湖には3キロを超すスーパーレインボーと呼ばれる超大型ニジマスが放流されるが、今シーズンは解禁前に5キロ級のスーパージャンボサイズが放流された。解禁直後の狙い方を湖尻・AFCおおばの平田英二さんに聞いた。ニジマスの絶品料理も紹介する。

 水深2メートル前後 ―いよいよ解禁ですね。

 AFCおおば・平田英二さん(以下平)「今年は水温が7度台といつもの年と比べて1度近く高い。人間にとって気温が1度高くても、どういったこともないでしょうが、魚にとっては影響が大きいんですよ」

 ―具体的にはどのような影響が出ていますか?

 平「すでにワカサギが卵を産んでいます。このワカサギを狙って、ニジマスなどは浅場に上がってきていますね」

 ―となると、解禁直後から浅場が狙い目になる?

 平「今年は解禁前に5キロ級のニジマスが放流されているから、その魚を狙うのなら、浅場がいいと思いますよ」

 ―もう少し詳しく教えてください。

 平「普通、ニジマスなどはカケアガリにつくことが多いのですが、大型魚は浅場で平らな場所にいます。湖尻周辺で言えば、おおば桟橋沖や九頭龍、早川水門の周辺。水深は2メートル前後が目安ですね」

 ―超大型を釣るならルアーとフライのどちらが有利ですか?

 平「ルアーがお勧めですね。スプーンならシルエットが大きくて、水中でヒラヒラと泳ぐもの。プラグは短い距離でも、しっかり泳ぐものがいいですね。色はオレンジや金系。派手なものが魚にアピールします。ラインはナイロンの6~8ポンドがいいですね」

 ―サクラマスやブラウン、イワナなどを狙うのなら、どういう釣り方がいいですか?

 平「水深15メートルの深場を狙うといいでしょう。マイクロジグでのジギングがお勧めです」

 ―芦ノ湖では、いろいろなパターンで釣りが楽しめそうですね。

 平「芦ノ湖には禁漁期間があるので、解禁直後は釣れやすいです。店で聞いてくだされば、アドバイスをいたします。ぜひ芦ノ湖でトラウト釣りを楽しんでください」

 ◆サクラマスとコーホーサーモンにも注目

 解禁前の芦ノ湖にはニジマスやブラウン、イワナが放流される。今年も2月下旬に実施された。芦之湖漁協組の結城陽介さんは「21日に放流したニジマスの中には5キロ級が交じっています。昨年も放流の計画があったのですが、手に入らず断念しました。今年は早い段階から動いて確保できました」と言う。

 スーパーレインボーのほかに結城さんが注目しているのが、サクラマスとコーホーサーモンだ。「サクラマスは40~50センチ級に育っているはずです。コーホーサーモンは、2017年12月に放流した魚が残っているはずです。トローリングで上がると思いますが、ルアーへの反応がいいので、キャスティングで釣れるかもしれません」と見ている。

 AFCおおば・平田英二さん 釣り人への的確なアドバイスには定評がある。ボート予約受付中。AFCおおば(TEL0460・84・8984)

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