【藤原義雄の南紀直送便】産卵期でもチャンスある!

2018年3月1日7時0分  スポーツ報知

 寒グレの時期が、そろそろ終わる。南紀をホームにされている皆さん、今シーズンの釣果はいかがでしたか? 私は40センチオーバーが6尾、30~39センチは例年の3分の1ほど。ボウズは2回あった。

 昨年の秋は開幕当初からグレの食いっぷりが悪く、本来なら数釣りができる11月も苦戦続き。12月に入っても釣果が上がらなかった。

 悪い流れが好転しないまま12月下旬に寒グレ期へ突入すると、さらに食い渋った。今年の1月後半から2月にかけてのシーズン本番には海水温が一気に低下。串本町の和深や隣の安指、串本袋、潮岬、萩尾など他地区の不調がうそのようによく釣れていた地区でもムラが出始めた。枯木灘も現在は水温が14度ほどに下がり、食い渋りが一段と激しい。

 まあ、そうであってもグレ釣り師は「それがどうしたの」と承知の上で出撃するが。

 さて、3月に入った現在、産卵間近のポッテリ肥えたグレをもうしばらくは狙える。産卵を終える3月半ばから5月にかけては、グレ釣りが最も難しいとされる春グレシーズン。グレは産卵に入ると餌を食べず、また、産卵後も食べないと言われているからだ。

 実際にあまり釣れないが、全く釣れないわけでもない。産卵のタイミングは個々で違うので、産卵がずれた個体が釣れる。産卵を控えて体を大切にするのか、あまり広範囲に動いて食餌をせず、釣れるタナは深くなる。

 また、南紀の磯全てがこのような現象ではなく和深や安指、串本袋、潮岬などでは30~35センチを中心に比較的、安定して釣れる。

 秋から寒グレ期にかけて思うような釣果を上げられなかった方は、ラストチャンスに懸けてみては、いかがだろう。

 ◆藤原 義雄(ふじわら・よしお)1950年9月20日、徳島・鳴門市生まれ。67歳。21歳からグレ釣りを始め、数々のトーナメントで活躍。「ゼロスルスル釣法」の考案者。がまかつ、マルキユーなどメーカー数社のインストラクターを長年、務める。グレ闘友会会長。和歌山県白浜町で餌・釣具店「フィッシングベース海クン」を経営。

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