【晴山由梨きょうも釣り日和】小ぶりも本命マダイゲット…湘南・孝太郎丸

　釣りガールの晴山由梨が、相模湾の腰越沖でコマセのマダイ釣りを楽しんだ。湘南・腰越港の報知指定・孝太郎丸から出船。連日のように続くシケ模様でマダイを釣る条件としてはかなり厳しかったものの、見事に０・４キロのマダイを釣り上げ、由梨ちゃんは大喜び。春はマダイの乗っ込みシーズン。これからは腰越沖でも大型狙い、数釣りともに有望だ。

　春ですねぇ～。この季節に気になるのはマダイ。そこで今回はコマセのマダイ釣りを楽しみました。最近一つテンヤではよく狙いましたが、コマセ釣りは１年ぶり。このところシケの日が続きましたが取材日は風もなく、絶好の釣り日和となりました。

　この日のポイントは腰越沖水深６５メートル。ビシを一度底まで下ろし、コマセをまきながら、ハリスの長さ分プラス１メートル上げてアタリを待ちます。この日はハリス１０メートルの仕掛けを使ったので、タナは底から１１メートルです。開始早々、隣の釣り人がハナダイを釣りました。しかし、私には一向にアタリがありません。こまめにコマセを入れ替えながら、付け餌のオキアミをチェックします。すると、最初はそのまま残っていたオキアミが、なくなっていたり、かじられたりするようになりました。魚はいるようです。

　そして、ようやく私にも明確なアタリが竿先に現れました。ハリ掛かりしたようで、断続的に竿先が震えています。でも、なんだかマダイとは引きが違うような感じ。その正体はトラフグ。料亭で食べると数万円もする高級魚です。しかし、残念ながらさばける人がいなかったので、泣く泣くリリース。また次の機会に大きくなって戻ってきてくれますように！

　餌取りの反応が多くなってきたので、タナを少し上げてみることにしました。そしてコマセを入れ替えて４分経過。そろそろコマセを詰め替えようかと思ったその時、竿先がギュンギュンと暴れ出しました。竿を手に持ち、電動リールのスイッチをオン。巻き上げながらも、ギュンギュンいい引き込みをしてくれます。「これはマダイの３段引きに違いない！」。確信した通り正体は、マダイでした。

　きれいな桜色の魚体。サイズは０・４キロと少し小ぶりなので、満開とはいかず五分咲きといったところでしょうか。それでも本命に違いはありません。金子孝一船長（４７）から「シケの影響が残り、厳しい条件の中で本命を釣るのはすごいよ」とおほめの言葉をいただきました。うれしい！　これからの季節、腰越沖では２キロ、３キロ級の良型が狙え、数釣りも期待できるそうです。春の湘南の海を満喫しながらのマダイ釣り、楽しいですよ。

（晴山　由梨）

　◆晴山　由梨（はれやま・ゆり）　鳥取市生まれ。広島大学教育学部卒。２０１３年のフィッシングショーで４代目アングラーズアイドルに選ばれた。「４月６、７日、宮城・仙台市の夢メッセみやぎで行われるフィッシングショーｉｎ東北では、メインＭＣを務めます。皆さんとお会いできることを楽しみにしています。このほかのイベント出演などはブログでお知らせしています。チェックしてみてください」

　◆めも　マダイ釣りの近況、乗合船は腰越港孝太郎丸（ＴＥＬ０４６７・３１・１３４４）。乗合船は午前７時出船。料金は餌、コマセ、氷付きで１万円。女性は１０００円引き、高校生以下は５０００円。レンタルタックルあり。駐車場（１回５００円）。

　このほか以下の船宿からも乗合船が出る。

　日立久慈港大さん弘漁丸

（ＴＥＬ０２９４・５２・３５０４）

　鹿島港植田丸

（ＴＥＬ０２９９・８２・３７７３）

　大原港松栄丸

（ＴＥＬ０４７０・６２・０５７１）

　太海港聡丸

（ＴＥＬ０４・７０９２・０５０５）

　洲崎港第２美吉丸

（ＴＥＬ０９０・７００８・０８０２）

　保田港弥生丸

（ＴＥＬ０４７０・５５・０７４７）

　金沢八景弁天屋

（ＴＥＬ０４５・７０１・９０６１）

　茅ケ崎港ちがさき丸

（ＴＥＬ０４６７・８６・１１５７）

　早川港平安丸

（ＴＥＬ０４６５・２２・０６７６）

　須崎港ほうえい丸

（ＴＥＬ０５５８・２２・１０４７）

　古宇港吉田丸

（ＴＥＬ０５５・９４２・２５６５）