坂口健太郎、東野圭吾氏小説の実写化「人形の眠る家」で研究員役熱演

　俳優の坂口健太郎（２６）が、映画「人魚の眠る家」（堤幸彦監督、１１月公開）に出演することが２９日、分かった。

　人気ミステリー作家・東野圭吾氏のデビュー３０周年記念小説を実写化する話題作で、すでに篠原涼子（４４）と西島秀俊（４７）の初共演が明らかになっていた。離婚を考えていた仮面夫婦（篠原、西島）のもとに「娘がプールで溺れた」という悲報が届き、状況は一変。意識不明のまま眠り続ける現実に直面し、夫婦がある選択をしていく姿が描かれる。

　坂口が演じるのは、西島演じる播磨和昌が経営する会社「ハリマテクス」の研究員・星野役。娘の治療に自身の研究分野の最新技術を生かそうとする役どころで、堤監督も「心根を目で表現する、究極の『目線芝居』をいただきました。完璧です！」と太鼓判を押す熱演を見せた。

　坂口は「命に対しての選択を迫られる家族の側で、少しずつ純粋に、そして盲目的になっていきます。正解がない現実を星野なりの苦悩をしながら生きる姿をぜひご覧ください」と呼びかけた。川栄李奈（２３）、田中泯（７３）、松坂慶子（６５）らも出演。