11月退団の宝塚月組トップ娘役・愛希れいか主演作が開幕「このさだめ、悔いはない!」

スポーツ報知
現代にタイムスリップしたジャンヌ・ダルク役で立ち回りを演じる宝塚歌劇月組トップ娘役・愛希れいか(右)

 宝塚歌劇月組のトップ娘役・愛希(まなき)れいかが主演するミュージカル「愛聖女(サントダムール)―Sainte d’Amour―」(作&演出・齋藤吉正)が1日、兵庫・宝塚バウホールで開幕した。

 2001年の雪組トップ娘役・月影瞳の「Over The Moon―月影瞳クロニクル―」以来、17年ぶりとなる娘役の主演作。

 中世フランスで、イングランドとの百年戦争に貢献した聖女ジャンヌ・ダルク(愛希)が、太陽フレアの影響を受け、600年後の現代にタイムスリップ。秘められた歌唱力で、歌手としてコンテストに挑むSFヒューマンコメディー。

 ジャンヌがその肌触りを気に入って、地味なジャージーが主要衣装のひとつになるほか、カフェ店員姿やアイドル風コスチュームなど“七変化”を展開した。また、ジャンヌが威風堂々としたキャラクターとあって、男役出身の愛希ならではの魅力も発揮した。

 愛希は「エリザベート~愛と死の輪舞(ロンド)~」の東京宝塚劇場公演千秋楽(11月18日)をもって、9年半在団したタカラヅカに別れを告げる。本公演で「このさだめ、悔いはない!」というセリフがあったり、山口百恵さんばりにバラをステージに置いて立ち去る演出など、“プレ・サヨナラ公演”の雰囲気も醸し出した。7日まで上演。愛希は「七夕の日まで元気に頑張りたい」と話していた。

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