長期休養中の中村福助、9月「秀山祭」で5年ぶり歌舞伎座復帰へ
スポーツ報知
歌舞伎俳優・中村福助(57)が9月に上演される「秀山祭九月大歌舞伎」で5年ぶりに東京・歌舞伎座の舞台に復帰することになった。松竹が発表した。
福助は脳内出血による筋力低下などの治療、リハビリで2013年秋から長期休養していた。9月は中村吉右衛門を中心とした「秀山祭」で、福助は昼の部「金閣寺」で慶寿院尼を演じる。
福助のコメントは、以下の通り。
盛夏の候、皆様におかれましてはご健勝にてお過ごしのこととお慶び申し上げます。
私は脳出血の後遺症のため数年間リハビリ、トレーニングに励んで参りましたが、この度、松竹株式会社のお勧めによりまして「秀山祭九月大歌舞伎」にて復帰させていただく運びとなりました。
再び歌舞伎座の舞台に立てる喜びをかみしてめおります。幸せで胸が一杯でございます。
まだ万全では御座いませんが、今自分が出来ますことを精一杯務めて参る所存で御座います。
この四年半、御心配をおかけしましたことをお詫び申し上げますと共に関係各位、ファンの皆様方から賜りましたお励ましのお言葉、お支えに心から厚く御礼を申し上げます。
新たな第一歩を踏み出させていただきますが、今後ともご指導ご鞭撻の程何卒よろしくお願い申し上げます。
平成三十年七月三日 中村 福助