NHK、日本対ベルギー戦前に実況を“勝利を呼ぶ男”鳥海アナに変更していた

スポーツ報知
NHKの鳥海貴樹アナ

 3日未明にNHK総合で放送されたサッカーW杯ロシア大会決勝トーナメント1回戦「日本対ベルギー」(午前2時45分~5時)で、同局が試合前に実況アナウンサーを変更していたことが同日、分かった。

 同局は当初、この試合の実況は入局13年目で福岡放送局勤務の小宮山晃義(てるよし)アナ(34)が担当すると発表していたが、“勝利を呼ぶ男”とも呼ばれる鳥海貴樹アナ(49)に変更。小宮山アナは、リポーターに配置換えとなった。

 同局によると、日本代表が決勝トーナメントに進出したことで、番組の担当変更を決定。日本代表が初の8強をかけた大一番に備え、経験豊かな鳥海アナが実況に起用された。解説陣も発表されていた元アテネ五輪代表監督の山本昌邦氏(60)に加え、元日本代表MF・福西崇史氏(41)が“補強”された。

 鳥海アナは、1992年にNHKに入局し、2007~08年に「サンデースポーツ」のキャスターをはじめ、テニス世界4大大会のひとつ「ウィンブルドン選手権」の実況を務めたベテラン。羽生結弦(23)が金メダルに輝いた平昌五輪フィギュアスケート男子の実況では、「異次元の強さ」などと名言を生み出した。また、日本―コロンビア戦の実況では、決勝点を挙げたFW・大迫勇也(28)について、「今日は半端ないヘディングシュートがありました」と大迫の代名詞「半端ない」を引用し伝え、話題となった。

 早朝にも関わらず、ベルギー戦中継の平均視聴率は驚異の30・8%、瞬間最高視聴率は後半終了間際に42・6%を叩き出した。だが衝撃の逆転負けに、ベテランアナも試合直後は絶句。「日本敗れました…。歴史的な瞬間は今日は、訪れませんでした」と声を振り絞り、時間をおきながら「堂々たるベスト16」と飾らぬ言葉で選手たちを称えた。

 小宮山アナは慶大卒業後の2006年に入局し、名古屋、東京などを経て、現在福岡放送局勤務。身長188センチの“さわやかイケメン”で、東京アナウンス室時代の「サタデースポーツ」「サンデースポーツ」など、多くのスポーツ番組に携わっている。同局公式ホームページによると、趣味はサッカー、フットサルとしている。

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