勸玄くん、初の昼夜両演目出演 父・海老蔵と「七月大歌舞伎」初日
スポーツ報知

歌舞伎俳優の市川海老蔵(40)、長男・堀越勸玄(かんげん)くん(5)が出演する東京・歌舞伎座の「七月大歌舞伎」(29日まで)が5日、初日を迎えた。
昼の部は「三國無雙瓢箪久(さんごくむそうひさごのめでたや)」、夜の部は「源氏物語」を上演。勸玄君は1年ぶり3度目の歌舞伎座出演で、初めて昼夜の両演目に出演する。
「三國―」の大詰め(最終幕)、中央の御簾(みす)が開いて勸玄君が海老蔵とともに登場すると、この日一番の大拍手が起きた。1メートル以上の高さの椅子に座りながら、勸玄くんは10分以上も前を見据え、落ち着いた様子。海老蔵演じる羽柴秀吉に歯向かう柴田勝家(市川右團次)に「憎い爺め、退(さ)がりおろう~」と言い放つと「成田屋!」の掛け声もあがった。
「源氏―」では勸玄君の「私をひとりにしないでおくれ…」のセリフの後に海老蔵が勸玄君を抱き寄せる場面があり、観客を沸かせていた。