多部未華子「TOP HAT」でダンス挑戦「できませんで20代を終わるのは嫌でした」

スポーツ報知
「ハッピーが次の日まで残るようなステキな作品を作れたら」と「TOP HAT」をPRした多部未華子

 女優の多部未華子(29)が6日、大阪市内で、今年11、12月に出演するミュージカル「TOP HAT」(演出・脚色、マシュー・ホワイト)のPR会に出席した。

 フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースが主演した1936年公開の名作映画「トップ・ハット」の舞台版で、2011年に英国で初演。日本では2015年に当時の宝塚歌劇宙組トップスター・朝夏まなとのプレお披露目公演として上演されたが、今回は英オリジナル版を男優・女優の日本人キャストが演じる初ステージとなる。

 多部は主人公ジェリー(坂本昌行)と恋のドタバタ劇を展開するヒロイン・デイル役。舞台でダンスを初披露する。「不安しかないですが、頑張ります。イギリス人キャストの振り付けとまったく同じ。スキルアップしなければいけないし、お芝居の中でのダンスなので、単に踊るだけでなく、感情も表現しなければ」と意気込んだ。

 小学5年の時にミュージカル「アニー」に「同世代として衝撃を受けて」中学2年までジャズダンスに取り組んだ経験がある。今回、英国でのオーディションに備え、昨年11、12月の2か月間は他に仕事を入れず、ダンスを猛特訓。2月にオーディションを受け、合格した。

 「ミュージカルはいつかやってみたいと思っていましたが、大好きだからこそ今まで手を出さなかった。でも、20代の最後にお話をいただき、『歌えません、踊れません』はどうだろう? と。やってもいないのに『できません』で、20代を終わるのは嫌でした。意識が変わればいいなと思った」と「挑戦」を強調した。

 ドラマ、映画のほかにミュージカルでも活躍する松たか子(41)を尊敬している。「映像とミュージカル、どっちもやりたい人がやれる環境になっていけば、可能性が広がるのでは」と、エンターテインメント界の今後の展開にも期待した。

 東京では東急シアターオーブで11月5~25日、大阪では梅田芸術劇場メインホールで12月1~5日に上演。屋良朝幸、朝海ひかる、益岡徹、浅野和之らが共演。

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